セイロンベンケイ
南アフリカ原産の多肉植物で、熱帯地域に分布しています。日本では奄美大島小笠原諸島、沖縄各島などです。
無性生殖で、葉を切り取り土や水の上に置いておけば葉の縁に子株ができます。
そのため俗称で、ハカラメ(葉から芽)やマザーリーフ、コダカラソウ(子宝草)などと呼ばれます。
幸せの葉っぱとして人気がある一方で、繁殖力が強いため環境省の生態系被害防止外来種リストに記載されています。
1月〜4月ごろに花を咲かせます。可愛らしいピンクの釣り鐘型のものは花のガクの部分です。
その見た目からトウロウソウ(灯籠草)とも呼ばれます。
ガクから飛び出している4枚の赤いものが花弁です。
農道の道端で野生化しているセイロンベンケイがよく見られます。
生態系被害防止リストにのっているセイロンベンケイですが、個人的にはとても好きな花です。
ピンクのガク部分が、大人の手の親指の先から第一関節ぐらいの大きさです。
青みがかったピンク色で細長いブドウみたいな見た目がとても可愛いです。
特に雨上がりの水滴が付いた姿はとてもジューシーです。