ヘチマはウリ科の植物で、夏に花をつける一年草です。熱帯アジア原産で、日本には室町時代に中国から入ってきたそうです。
沖縄では、方言でナーベラやナーベーラー、ナビャーラなどと呼ばれ、食用として親しまれています。
ヘチマの成熟したものを収穫し乾燥させると網目状の糸のような繊維だけが残り、タワシとして使えることから漢字で糸瓜(ヘチマ)と書きます。
鍋洗いに使える網目状の繊維ということから鍋羅→ナーベラと呼ばれるようになったそうです。
沖縄で食用として食べれているのは、開花10日ほどの若い幼果です。収穫が遅れると繊維が目立ち食用には適さなくなるようです。
石垣島では普通にスーパーに売っています。ゴーヤーと並ぶ代表的な夏野菜ですが、石垣島ではハウス栽培もされているので一年中手に入ります。
中の果肉は白で柔らかい種があります。
島の食堂や居酒屋でも、ナーベラ料理がメニューにあります。
ナーベラチャンプルーやナーベランブシー、ナーベラのお味噌汁などが代表的なナーベラ料理です。