月桃(ゲットウ)はショウガの仲間で、東南アジアなどの熱帯から亜熱帯アジアに分布していて、日本では九州南部や沖縄県などに多く自生しています。
春〜初夏にかけて、鮮やかな赤と黄の花を咲かせます。
愛らしい白とピンクの蕾は、月桃(ゲットウ)の名の由来になっています。
実がつくようになるまでに、3年はかかることから沖縄の方言では「サンニン」と呼ばれているそうです。
実がつくのは、7〜10月頃です。
実や葉っぱで月桃茶を作ることができます。葉は年中はえていますが、お茶にするなら4〜10月頃の収穫が香りが良くおすすめです。
今回は実を使って、月桃茶を作ってみます。
10分ほど煮出して、10分ほど蒸らします。
月桃茶の出来上がり。
ポリフェノール、食物繊維、ミネラルたっぷりで栄養価が高いことでも知られています。リラックス効果が高く、心身の調子やホルモンバランスを整え、不眠解消にも効果的だそうです。
スパイシーな香りの中に、ほんのり甘みがあります。刺激的な風味が、甘いお菓子とよく合います。