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月桃は鹿児島県以南の琉球列島、東南アジアから東アジアに分布しています。

日当たりのよい、原野や道の脇によく見られます。

方言名はサンニィ、サンニン、またはヌーサンニィやヌーサンニンと呼ばれます。ヌとは野原や原野を指す言葉です。

葉は40~70センチほどになります。

白とピンクのものは蕾で、この蕾が桃に似ていることから月桃と名付けられたそうです。

ショウガの仲間で、花はショウガのような刺激的かつ爽やかな香りと甘い香りが混ざったような匂いがします。

その香りそのままに、花言葉は[爽やかな愛]だそうです。

10月頃には赤い実をつけ、中には種子が入っています。

葉はムーチー(沖縄の餅菓子)を包んだり防虫に使用されたり、種子は乾燥させてお茶や漢方薬(健胃整腸作用)に、茎葉や根は天然染料となり、沖縄では昔から幅広く使用されています。